札幌 歯周病 治療は 「スカンジナビアンアプローチ」で

歯周病治療

“家族に感染する歯周病” 歯周病は全身の病と密接な関係があります ～肥満・糖尿病・心臓病など様々な全身の病との関係が指摘されています～

歯周病菌は、母から子へ、夫婦間と感染していくことがわかっています。

歯周病菌は、親子の間や、夫婦の間での感染も認められるため、成人してからの感染があるということがわかっています。当然、恋人同士のキスなどでも感染が考えられます。

2歳から12歳までの子供の歯ぐきの状態と歯垢（プラーク）を調べた研究の結果、全体の約80％に歯肉炎、もしくは歯周炎がみられ、全体の約３ 割の乳歯時期の子供でも歯周病菌が検出され、２歳児でも、すでに歯周病菌に感染している子供がいることがわかりました。また、特定の種類の歯周病菌は、年齢や歯ぐきの状態に関わらず、全員に検出されたという報告がされ ています。

大切な家族を歯周病から守るために歯周病菌の感染や、再発の防止を考える。

家族の歯周病菌を調べてみると、夫婦の間で、口腔内に同じような歯周病菌が見られることが多いことから、家族間で感染し合っていることが分かります。

いくら自分が歯周病の治療に取り組んでも、家族間で感染し合っていては元も子もありません。大切な家族を歯周病から守るため、“家族みんなで治療を受けること”をおすすめします。

生まれてくる赤ちゃんを歯周病から守るために

妊娠を予定している場合、赤ちゃんへの感染予防のためにも、妊娠の準備として、歯周病治療をうけることをおすすめします。

最近では、歯周病がお腹の赤ちゃんの健康に影響を及ぼす危険性について注目されており、歯周病と早産（37週未満の出産）や低体重児（2,500g未満）の関連に対する報告が数多くされています。

お口の中の歯周病菌が、体内に入り込み、血液で運ばれ、羊水の中に入ってしまいます。歯周病菌が入ってくると、免疫細胞はお腹の中の赤ちゃんを守るため、歯周病菌を攻撃しますが、その時、活性物質が放出され、それが子宮内で羊水とともに胎児の羊膜を傷つけ、その結果早産につながるという仮説があります。

また、そうした活性物質のひとつである“プロスタグランジンE2”という物質は、子宮の収縮を促し、それが陣痛を早めるという仮説です。アメリカの、ノースカロライナ大学の研究によると、歯周病のない妊婦の早産率は6%ですが、歯周病がある妊婦では43%となったということです。歯周病のあるお母さんから生まれる子供が早産や低体重になるリスクは、歯周病のないお母さんの場合と比較して、約7倍になるということです。