様々なメリットもあるインプラント治療ですが、インプラント治療を受ける前に、忘れてはならないことがあります。
「そもそもなぜ歯を失ったのか?」
ということです。日本人の歯を失う原因の7割は「むし歯」か「歯周病」なのです。40歳までは、むし歯が抜歯原因の第1位。
40歳を過ぎると、歯周病が抜歯の原因の第1位です。
このように、日本人の抜歯の原因1位2位を占め、歯を失う原因の7割を占める二大疾患である、むし歯と歯周病は、歯に付着した、歯垢(プラーク)の細菌によって引き起こされる、“ある種の感染症”です。
歯が失われたら、インプラントによって機能回復することももちろんですが、なによりも残った歯を健康な状態で保つことも、お口の健康、そして全身の健康を守るために非常に大切なことです。残っている天然の歯の健康を維持してこそ、インプラントと治療をするべきで、むし歯や歯周病になっているのであれば、これらをしっかりと治療した後にはじめて、インプラント治療を進めることが大切です。
スウェーデン イエテボリ大学
ブローネマルク教授の
インプラント治療のバイブル
「 Osseointegration implant」より
口腔内の感染症、つまりカリエスや
歯周病を完全に治療してから
デンタルインプラントを用いること